2021年11月にクレアールの通信講座を利用して簿記2級3級を取得しました。
実際に簿記を受験、取得するまでにどれくらいの費用(コスト)がかかるのか気になる、試験当日の持ち物や注意点が気になる、そういった方に役立つ記事になります。
教育訓練給付制度についても解説していますので、利用を考えている方はぜひ読んでみて下さい。
結論
- 費用の総額は55,405円→48,213円(還付込み)
- 2級以上は教育訓練給付制度の活用する
- 試験当日は電卓と時計は忘れずに
私の場合、簿記2級3級を同時取得した際の費用の総額は48,213円でした。
クレアールの通信講座を利用した場合の費用になるので、独学の場合はさらに費用は下がります。
簿記2級以上の取得を目指す講座は、教育訓練給付制度の対象となる場合があります。
要件を満たせばコース料金の20%が還付されるので、ぜひ活用したいですね。
費用の内訳や試験当日に持参したものも紹介します。
費用総額
簿記取得に要した費用は下記の通りでした。
簿記3級受験料+手数料 | \3,400 |
簿記2級受験料+手数料 | \5,270 |
クレアール通信講座 | \35,960 |
TAC予想問題集 | \1,650 |
電卓 カシオ 本格実務電卓 JS-20WK-MBK-N | \7,049 |
電卓用収納ケース | \1,740 |
試験会場への交通費(往復) | \336 |
合計 | \55,405 |
クレアールの通信講座が約36,000円となっているので、独学の方はさらに費用が抑えられると思います。
電卓は実務用を購入することをオススメします。
プラス数千円でキーの押しやすさや静音性の優れた電卓になると考えれば、コスパが良いと思います。
私はカシオのJS-20WK-MBK-Nを購入しました。
カラーはブラック以外にもホワイト(通常)、ピンク、ゴールドがあるので、お気に入りの電卓を探してみて下さい。
クレアールで申し込んだ「3級・2級目標マスターWeb通信」は教育訓練給付制度の対象でした。
この還付金が\7,192だったので、最終的な費用総額は\48,213でした。
教育訓練給付制度について
- 一般教育訓練の場合、受講費用の20%を支給
- 雇用保険の加入期間などの条件あり
- 手続きはハローワーク窓口で実施
教育訓練給付制度は厚生労働省が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される制度です。
教育訓練のレベルにより、支給割合や上限額が異なります。
簿記の講座は基本的に受講費用の20%が支給されます。(上限10万円)
ちなみに支給額の計算の際、受講費用は割引後の金額(実際に支払った金額)になるためご注意下さい。
支給条件には雇用保険の加入期間や、前回の支給日から3年以上の期間が必要など、少し複雑になっています。
私はハローワーク窓口で支給条件を満たしているか事前に確認しました。
その後の申請もスムーズになると思いますので、この制度を活用を考えている方は、ハローワーク窓口も活用することをおススメします。
制度の詳細については厚生労働省のホームページを参照ください。
出典:厚生労働省ホームページ
厚生労働省ホームページ 教育訓練給付制度
試験当日の持ち物
私が実際に持参した持ち物は下記の通りです。
- 受験票、身分証
- 筆記用具
- 電卓 2台
- 腕時計
- 勉強用のテキスト、メモ類
- 軽食、チョコレート、飲み物
私は2級、3級同時受験で申込をしていたため、11:00から3級受験、13:30から2級受験でした。
当日朝の勉強時間を確保したかったため、この時間帯を選びました。
電卓は予備を含め2台持参しました。
2級の試験問題で子会社が3社がある連結会計が出て、ブチ切れ台パンから電卓を破損するシナリオが十分想定されたので、良いリスクヘッジでした。
メンタル面でも安心して受験に臨めるので、予備の電卓持参はおススメします。
また、腕時計も持参した方が良いと思います。
私が受験した試験会場では教室の前方に時計がありましたが、席が後ろの人は見えにくいという印象でした。
席や時計の位置は、当日に試験会場へ行かないとわからないので腕時計も持参しましょう。
まとめ
- 2級3級同時受験の費用は\48,213
- 教育訓練給付制度の対象であれば活用する
- 電卓は2つ持参するのもアリ
私が簿記2級3級取得に要した費用は合計で\48,213でした。
通信講座など利用する方は、受講する講座が教育訓練給付制度の対象か事前確認を行いましょう。
対象講座である場合は、ご自身が支給条件を満たしているか確認しましょう。
私も\7,000以上支給されましたので、制度活用をおススメします。
当日の持ち物では電卓の予備と腕時計は準備した方が良いでしょう。
試験に安心して集中できるので大きなメリットだと思います。
本記事が簿記受験を控える方々の参考になれば幸いです。